NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比35.3ドル高の913.5ドルで終了となり、3週ぶりに反発。
FRBによる早期利下げ観測が後退する中で、米長期金利が上昇。ドル高に伴い、相対的にドル建て商品に割高感が生じる中、2月7日に終値としては1月25日以来、9営業日ぶりに節目の900ドルを割り込み、9日に873.3ドルまで下げて、年初来安値を更新する場面も見られております。ただ、南アフリカの生産コストが意識されて、安値は買い拾われる中、2月15日に7営業日ぶりに900ドル台を回復。翌16日には917.0ドルまで買い進められる場面も見られております。
相関性の強いNY金が、2月14日に一時2000ドルを割り込むも、下げ渋りの動きを見せて反発に転じたことも好感された模様。また、同じ白金族のパラジウムも売られ過ぎ感から反発に転じ、NY白金(中心限月)とNYパラジウム(中心限月)の鞘は再び逆ザヤになり始めていることから、相対的な白金の割安感が意識されている様です。
また、白金ETFである「ETFセキュリティ・グループ」の白金保有残高は、ここに来て増加傾向にあるなど、実需の買いが出始めている模様。
テクニカル的に、MACDがゴールデン・クロスとなり、底打ち感が強まる可能性がありそうです。今週は、春節(旧正月)明けの中国勢の動きと共に、100日平均線を上抜いて、50日平均線超えを試す動きとなるか注目されます。
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