NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比9.3ドル高の907.7ドルで終了と、反発。3月27日に一時888.8ドルまで下げる場面も見られるなど、引き続き上値の重い展開が継続。一方で、一部の白金鉱山会社がリストラに着手し始める中、900ドル付近では南アフリカの産金コストが意識され易くなっており、安値は買い拾われております。テクニカル的にも、昨年11月10日を起点としたアップ・トレンドでサポートされる一方、100日平均線がレジスタンスとして意識されている様で、900ドルを挟んだ狭いレンジの動きが続いております。
新規材料に乏しい中、今週もレンジの動きが継続しそうですが、過去10年間(2014年~2023年)のNY白金(中心限月)を月別で見てみると、4月は3.1%上昇。年間で3番目に上げ易い月となっております。
金相場は連日で最高値を更新し、NY白金(中心限月)とNYパラジウム(中心限月)の鞘は3月29日時点で113.80ドルの逆ザヤとなるなど、逆ザヤが継続中。相対的な白金の割安感が意識され易くなる中、底値を固める動きとなるか注目されます。
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