NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比4.1ドル安の972.9ドルで終了。3週ぶりに下落に転じました。

4月21日に986.0ドルまで上昇する場面もみられたものの、一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識されて、上昇一服感が出始める中、4月17日から22日まで3営業日続落。23日に951.4ドルまで下げるも、心理的節目の950ドルを維持したことから、買い拾われて急反発。翌24日に984.4ドルまで上昇する場面も見られております。

トランプ米政権が貿易政策で対中姿勢を緩和したとの観測が拡がる中、需要減退懸念がやや後退している様です。一方で、相関性の高い金相場に上昇一服感が出始めていることや、トランプ米政権の「相互関税」を巡り、「貿易戦争」が激化し、世界景気が後退するとの懸念や、引き続きトランプ米大統領の「朝令暮改」の発言に振り回されるとの警戒感は強い模様。

MACDの上昇が鈍化し始める中、目先は200日平均線を挟み、2月13日の高値1063.8ドルから4月7日の安値878.3ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準971.1ドル辺りで揉み合う展開が続きそうです。2月13日を起点としたダウン・トレンドを上抜くことが出来るか注目されます。

 

 

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