NY白金
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比35.5ドル高の1001.6ドルで終了。3週ぶりに反発に転じております。
4月28日に1000.7ドルまで上昇し、4月3日以来の1000ドル台にタッチする場面もみられたものの、一目均衡表の雲や2月13日を起点としたダウン・トレンドがレジスタンスとして意識される中、終値で1000ドル台を回復することは出来ず。その後、4月29日から5月5日まで5営業日続落。5月5日に957.0ドルまで下げる場面も見られている。
ただ、心理的節目の950ドルを維持したことに加えて、相関性の強い金相場の急伸を受けて、6日に急反発。200日平均線を上回り、9日に1003.5ドルまで上昇する場面も見られるなど、4月1日以来の1000ドル台を回復しております。
スイスのジュネーブで行われた米中高官協議について、ベッセント米財務長官は「実質的な進展があった」と表明。中国側も何立峰副首相が記者会見で「相違をなくし、協力を深化させる基礎を築くための一歩を踏み出した」と発言。市場で、関税を巡る米中対立が緩和されるとの期待が出始める中、週明けの時間外取引は続伸しているだけに、引き続き1000ドルの大台を維持出来るかが焦点となりそうです。
一方で、金相場は大幅安でスタートしており、買い方の利喰い売りが先行する様ですと、再度200日平均線辺りまで下げて来ることも想定されます。また、今週は毎年恒例の「ロンドン・プラチナ・ウィーク」を来週に控えて、ポジション調整の動きが強まることも想定されます。
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