NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比76.7ドル安の1630.6ドルで終了。7週連続で下落しております。

6月16日に1826.0ドルまで上昇するなど、8営業日ぶりに1800ドル台を回復。ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果を受けて、FRBによる年内の利上げ観測が強まる中、ドルが対主要通貨に対して強含んでいるため、相対的なドル建て商品の割高感が意識されて売りが拡大し、6月17日から24日まで5営業日続落。25日に1547.7ドルまで下げて、昨年11月26日(1546.2ドル)以来の安値を付ける場面も見られております。

ただ、5月米個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比4.1%上昇と、伸び率は前月(3.8%上昇)から加速したものの、市場予想と一致したため、FRBによる利上げ観測への警戒感がやや和らぎ、ドル高が一服。そのため、売り方のショート・カバー(買戻し)を中心に買い拾われる中、25日と26日は続伸しております。

今週は週末に6月米雇用統計の発表を控え、上値の重い展開が続きそうですが、テクニカル的に相対力指数(RSI)が節目の30%を割り込む場面も見られるなど、売られ過ぎ感が強まっており自律反発の動きも出てきそうです。引き続き心理的節目である1500ドルを維持しつつ、5月13日の高値2217.5ドルから6月25日の安値1547.7ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準1803.6ドルを上抜くことが出来るか注目されます。

なお、世界の白金ETFの白金保有残高は減少傾向が続いており、実需の動きは鈍いとの見方が強いようです。また、5月中国社会消費品小売総額(小売売上高)は前年同月比0.6%減少。コロナ禍だった2022年12月(1.8%減)以来のマイナスに転じました。中国政府は今年から電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など「新エネルギー車(NEV)」の購入に対する税制優遇を縮小。イラン情勢緊迫化に伴う原油高でガソリン車の販売不振が深刻化しています。ただ、5月中国白金輸入量は11.00トンと、昨年6月以来11ヶ月ぶり高水準となりました。

最後に、南アフリカのヨハネスブルクに拠点を置く白金鉱山会社シバニエ・スティルウォーターは、白金の採掘量が2034年までに現在の水準から15%減少する可能性があるとの見通しを示した。また、同社幹部は、電気自動車(EV)の普及が予想よりも遅れることで、需給が逼迫する可能性があると指摘した。

また、スイス金融大手UBSは、2026年パラジウム平均価格見通しを従来見通しから200ドル引き下げて、1オンス=1400ドルと予測しました。2026年のパラジウム需給が供給過剰へ転じるとの見方が理由。なお、同社はパラジウムETFのパラジウム保有残高が減少傾向にあることから、投資需要が減退するとの見方を示しております。

 

 

 

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