NY白金(日足)

↓クリックすると拡大します↓

 

NY白金(中心限月)は、前週比65.8ドル高の984.3ドルで終了。2週連続で上昇しております。

6月29日に終値ベースでは昨年10月19日以来の900ドル割れとなり、翌6月30日に884.0ドルまで下げる場面も見られたものの、金とのサヤが再び1000ドルまで拡大する中、相対的な割安感から買い拾われ、900ドル台を回復。それに加えて、FRBの利上げサイクルが終わりに近づいているとの見方から、ドル指数が約1年ぶりの水準まで下落し、相対的にドル建て商品に割安感が強まったため、7月12日に節目の950ドルを突破。翌13日には一時986.9ドルを付ける場面も見られております。

MACDがゴールデン・クロスとなる中、4月21日の高値1148.9ドルから6月30日の安値884.0ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%水準(985.2ドル)まで値を戻して来ております。ただ、ここから上には、50日・100日・200日平均線などが集中している上に、各種経済指標からも中国の景気減速懸念が強まる中、1000ドル付近では戻り売りを浴びそうです。

とは言え、南半球は冬に入り、南アフリカは電力需要のピークを迎える時期となりますが、7月10日に最大都市ヨハネスブルクでは2012年以来11年ぶりに降雪を記録。電力不足に伴う南アフリカからの供給懸念が再び意識され始めているだけに、押し目は引き続き買い拾われることが想定されます。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。