NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比13.3ドル安の1456.6ドルで終了。7週ぶりに下落に転じました。

金相場から見た相対的な割安感から、引き続き押し目は買い拾われる中で、7月10日に5営業日ぶりに1400ドル台を回復。一進一退の動きが続くも、17日に急伸。翌18日に一時1504.3ドルまで上昇する場面も見られるも、終値で1500ドル台を回復することは出来ず。

世界の白金ETFの白金保有残高が減少傾向にあり、実需は価格高騰で買い控えの動きが強まる一方、1ヶ月物のリースレートが急伸するなど、需給のひっ迫感が強まっております。

トランプ米大統領がロシアに対して、50日以内に停戦合意に応じない場合、経済制裁を科すと警告した上で、ロシアの貿易相手国にも税率100%の「2次関税」を課すと表明。ロシアはパラジウムと白金の主要生産国であることから、改めて白金族の供給不安が意識され始めている可能性がありそうです。

投機色の強い値動きとなっておりますが、相対力指数(RSI)は70%以下で推移し、相場の過熱感はまだ無いように見えるだけに、このまま終値では2014年7月17日以来の1500ドル台を回復出来るか注目されます。

 

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