NY白金(日足)

↓クリックすると拡大します↓

 

先週のNY白金(中心限月)は、前週比33.2ドル高の948.2ドルで終了となり、続伸。

米長期金利の高止まりを受けて、相関性の強い金相場の下落が続いている上に、中国の景気減速懸念が強まる中、8月15日に882.6ドルまで下げる場面も見られたものの、金との鞘が1000ドル以上に拡大し、相対的な白金の割安感が意識される中、安値は買い拾われております。電力不足に伴う南アフリカからの供給懸念が解消されない中、中国の買い付け期待も拡がった模様。

8月18日に4営業日ぶりに900ドル台を回復後も反発場面が続き、8月24日に50日平均線を突破し、7月18日の高値1003.7ドルから8月15日の安値882.6ドルの下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値戻し水準943.2ドルを回復。

ジャクソンホール会議で講演を行ったパウエルFRB議長の発言はややタカ派な内容であったものの、今後の利上げについて「データ次第」の政策運営方針を強調するにとどまったことから、翌25日に一時955.7ドルまで買い進められる場面も見られております。

直ぐ真上に一目均衡表の雲が迫っているのは気になるものの、今週は上抜いた50日平均線をサポートに、終値で950セント台を回復し、61.8%戻し水準957.4ドルを突破出来るか注目されます。

仮に、雲のレジスタンスを受けて戻り売りの展開となっても、Wボトムを形成し、MACDがゴールデン・クロスとなる中、900ドル付近では引き続き押し目買いが入りそうです。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。