NY白金

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比54.6ドル高の1658.7ドルで終了。3週ぶりに反発に転じました。引き続き上値の重い展開が継続。中東情勢が再度緊迫化し、原油相場が堅調に推移する中、インフレ再燃懸念からFRBが早期に利上げに動くとの思惑が強まり、米長期金利が上昇。ドルが主要通貨に対して強含み、相対的なドル建て商品の割高感が意識されているようです。一方で、供給懸念を背景に安値を買い拾う動きは根強いことから、1600ドルを挟んだ揉み合いが続いております。

FRBはFOMC(米連邦公開市場委員会)で政策金利を5会合連続で据え置くことを決定。声明公表後の記者会見でウォーシュFRB議長は、「タカ派」姿勢を維持したものの、市場の一部で予測されていた「サプライズ利上げ」が無かったことから、主要通貨に対してドルが売られる展開となりました。相対的なドル建て商品の割安感が意識される中、7月30日に1673.6ドルまで上昇する場面も見られております。

ただ、FRBのインフレ対応が後手に回るとの懸念から米長期金利は高止まりしていることから、レンジを脱することはできず。テクニカル的にも一目均衡表の雲が切り下がって来ていることから、上値の重さが意識されやすい形となっております。そのため、目先は1600ドル辺りで値固めしつつ、切り下がって来ている50日平均線を上抜くことができるかが注目されます。

なお、中国の需要増加期待が根強い中、中国共産党は7月30日に中央政治局会議を開き、2026年下半期の経済運営方針を決定。マクロ経済の運営方針として「より積極的な財政政策と適度に緩和的な金融政策を実施する」と改めて強調したため、当局による景気対策への思惑が市場で強まっております。

最後に、ロイター通信の市場調査によると、2026年白金平均価格は1925ドル(3ヶ月前の見通しは2067ドル)、2027年は2000ドル(同2200ドル)となり、共に前回調査から下方修正されました。ETFからの投機資金の流出が急増したことや、投機筋の買いの鈍化、自動車触媒需要の不確実性などが理由として挙げられております。ただ、2026年の世界白金需給が4年連続で供給不足となるとの見方が相場を下支えするとの見方が多い模様。

 

 

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