NY白金(日足)

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先週のNY白金(中心限月)は、前週比73.9ドル安の894.8ドルで終了となり、4週ぶりに反落。

8月30日に993.3ドルを付けるも、100日・200日平均線でレジスタンスを受ける中、1000ドル台を回復することが出来ず。中国経済の減速懸念も上値を圧迫する中、改めて上値の重さが意識されて戻り売りを浴びる展開となり、8月30日から9月8日まで7営業日続落中。

相関性の高い金相場の下落も嫌気された様で、8月15日の安値882.6ドルから8月30日の高値993.3ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の61.8%押し水準924.9ドルを維持出来ずに、8日に一時893.3ドルまで下げるなど、8月17日以来の900ドル割れとなりました。

目先は900ドルを回復出来るかが焦点となりそうです。南アフリカからの供給懸念が払拭されていないことに加えて、一時縮小した金との鞘が再び拡大する中、相対的な割安感から900ドル前後では買い拾われるとの見方が多い様です。

一方、このまま900ドル台を回復出来ない様ですと、全戻しとなる882.6ドルを意識した動きになって行きそうです。ただ、その場合、下回らないで反発に転じる様ですと「逆三尊型」が意識され始める可能性がありそうです。なお、今週は9月15日に鉱工業生産など中国主要経済指標の発表が予定されております。

 

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