NY白金(日足)
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先週のNY白金(中心限月)は、前週比33.9ドル安の932.2ドルで終了。3週ぶりに下落に転じております。
パウエル議長が「ジャクソンホール会議」での講演で、金融政策を転換する「時が来た」と述べ、9月の利下げ開始を明示。米経済がソフトランディング(軟着陸)出来るとの期待が再度強まる中、8月26日に987.6ドルまで買い進められる場面もみられたものの、5月20日を起点としたダウントレンドに加えて、引き続き50日・100日平均線でレジスタンスを受けた様で、高値を維持出来ず。戻り売りを浴びる中、8月28日に急落。200日平均線を割り込んだことで、ストップ・ロスを巻き込んだ下げとなった様で、933.8ドルまで下げる場面も見られております。
2024年4-6月期米実質GDP(国内総生産)改定値が上方修正されたことを受けて、翌29日は反発に転じたものの、200日平均線がレジスタンスとして意識され始める中、30日は反落となるなど、950ドル台を回復することは出来ず。
8月31日に発表された8月中国製造業PMIは、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を4ヶ月連続で下回りました。改めて中国の需要に対する懸念が強まる中、上値の重い展開が続きそうです。とは言え、相関性の強い金相場が堅調な地合いであることに加えて、900ドル台前半では南アフリカの生産コストが意識され易く、安値は引き続き買い拾われることが想定されます。
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