NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比138.7ドル安の4740.9ドルで終了。4週ぶりに下落しております。
イランによるホルムズ海峡開放の表明を受けて、原油価格が急落する中、4月17日に4917.7ドルまで上昇するも、50日平均線を上抜くことが出来ず。その後、米国がイランの港湾に出入りする船舶の封鎖を続けていることに反発し、対米強硬派の「革命防衛隊」がホルムズ海峡の再封鎖に踏み切ったため、戻り売りとなったようです。
米国とイランの2週間の停戦期限が迫る中、トランプ米大統領がSNSで21日に、停戦を延長すると表明。ただ、新たな期限は明示せず「イランとの協議の結論が出るまで」停戦を続ける方針を示し、イランの港湾への船舶の出入りを阻止する海上封鎖は継続すると発表。イランも「米国の封鎖が続く限り、ホルムズ海峡を開放しない」と強硬姿勢を示す中、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が難航するとの見方から「有事のドル買い」の動きが度拡大。そのため、相対的にドル建て商品に割高感が生じたことや米長期金利の上昇が嫌気される中、23日に一時4680.1ドルまで下げる場面も見られたものの、終値ベースでは4700ドルを維持。ただ、100日平均線を割り込んでおります。
トランプ米大統領が25日にSNSで、イランとの戦闘終結に向けた交渉団の派遣を取りやめたと表明したことを受けて、週明けの時間外取引は反落してスタート。一時4686.6ドルまで下げて、週末に続いて4700ドルを割り込むも、引き続き安値は買い拾われております。
引き続き和平協議に関するヘッドラインに揺さぶられる展開が続きそうですが、11月の中間選挙や5月の訪中を控えて、市場では早期に戦闘終結に持ち込みたいのがトランプ米大統領の本音との見方が多く、米国とイランの戦闘が終結に向かうとの期待感は依然強いようです。ただ、イラン指導部内で対米強硬派と対話を探る現実派の対立が激化していると報じられる中、対米交渉にあたっていたガリバフ国会議長が交渉の担当から外れると報じられており、和平協議は一段と難航するとの見方が出始めております。そのため、戦闘終結の合意が出来ないまま、しばらく停戦状態が続く可能性もありそうです。
また、今週は「中銀ウィーク」となります。日米欧の中銀は政策金利を据え置くとみられておりますが、中東情勢の混乱でエネルギー高に伴うインフレ再燃懸念が強まる中、「タカ派」なコメントが並びそうなことも上値を抑えている模様。
テクニカル的にMACDがデッド・クロスとなり、100日平均線がレジスタンスになりつつある中、このまま一目均衡表の雲に入り込めないようですと、3月23日の安値4100ドルから4月17日の高値4917.7ドルの上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準4605ドル辺りまで下げて来ることも想定されます。ただ、押した場面では中銀をはじめとする実需の買い相場を下支えするとの見方が多い模様。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は前週末比14.00トン減少の1046.62トンと、3週ぶりに下落に転じております。
世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.03トン増加の481.76トンと、増加に転じました。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。

