NY金
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先週のNY金(中心限月)は、前週末比108.7ドル安の3382.6ドルで終了。3週ぶりに下落に転じました。
英紙フィナンシャル・タイムズが、米国が1キログラムの金地金に関税を課したと報じたことを受けて急伸。4月22日の高値3509.9ドルを上抜いて、8月8日に一時3534.1ドルまで上昇し、最高値を更新する場面もみられております。ただ、ホワイトハウス関係者が「誤った報道」と否定したため、週明け11日は急落。「往って来い」の展開となりました。
注目された7月米消費者物価指数(CPI)は、概ね市場予想と一致。高関税政策による物価への影響は限定的との見方から、改めてFRBが9月に利下げを再開するとの思惑が拡大。また、ベッセント米財務長官がブルームバーグテレビとのインタビューで、FRBは「1.50%~1.75%」の利下げ余地があるとの見方を示したことから、利下げペースが加速するとの期待が拡がるも、その後発表された7月米卸売物価指数(PPI)が市場予想を大幅に上回ったことや、7月米小売売上高が市場予想と一致したことを受けて、過度な利下げ期待がやや後退しております。なお、CMEが公表している「FedWatch(フェドウォッチ)」(8月15日時点)によると、9月のFOMCでFRBが利下げを行うとの見方は85.4%、年内に0.75%(3回の利下げ)を行うとの見方は39.0%となっております。
今週は「ジャクソンホール会議」が8月21〜23日に米西部ワイオミング州で開催されます。FRBのパウエル議長は8月22日に講演する予定となっており、イベントを控えて様子見姿勢が強まるとの見方が多く、50日平均線を挟んだ揉み合いが想定されます。
インフレ再燃への警戒感が後退する中、労働市場の鈍化を踏まえてパウエル議長が9月の利下げ再開を示唆するようですと、再度3500ドル台に乗せて来ることも想定されます。なお、昨年の講演では「政策を調整すべき時が来た」と述べ、9月の利下げを示唆。その後、9月のFOMCで4年半ぶりの利下げを決定しております。
注目された米ロ首脳会談では停戦合意などで具体的な進展はなく、協議は継続する模様。トランプ米大統領は、対ロシア制裁の発月動を当面見送ると表明しております。ただ、18日にトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が会談を行う予定となっており、結果次第では再度ウクライナを巡る地政学的リスクが高まる可能性もありそうです。
SPDRゴールド・シェアの金保有残高
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最後に、世界最大の金ETFである「SPDRゴールド・シェア」の金保有残高は8月15日時点で前週末比5.73トン増加の965.37トンと、2週連続で増加しております。
一方、世界第2位の金ETFである「iシェアーズ・ゴールド・トラスト」は前週末比0.68トン増加の453.29トンと、11週連続で増加。
金ETFが増加傾向にあることに加えて、新興国を中心とした中央銀行の金買いも続いており、引き続き実需の買いが価格を下支えしそうです。
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