フランスの長期金利

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フランス国民議会(下院、定数577)は9月8日に、少数与党のバイル内閣に対する信任投票を行い、賛成194票、反対364票で否決されました。

バイル首相が緊縮型の2026年予算編成方針を懸けて投票を提案したものの、野党各党は支持せず。昨年12月に総辞職したバルニエ前内閣に続く不信任で、政治の混迷が一段と深まっております。バイル氏はマクロン政権の6人目の首相。

大統領府によると、バイル内閣は9日に、昨年12月下旬の発足から8ヶ月半で総辞職する模様。マクロン大統領は混乱の長期化を避けるため、解散・総選挙を選択せず、「数日内」に新首相を任命するようです。ただ、下院ではマクロン氏を支える中道勢力の与党に対し、野党の左派と極右が互いに反目。過半数に支持される内閣の樹立は困難な情勢。

昨年のフランスの財政赤字はGDP(国内総生産)比5.8%。欧州連合(EU)が上限とする3%を大幅に超過しており、バイル氏は2026年に4.6%に引き下げるため440億ユーロ規模の財政健全化策を発表していました。

 

 

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