NY原油
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先週末のNY原油(中心限月)は、前営業日比3.54ドル高の82.49ドルで終了。終値としては6月15日以来1ヶ月ぶりに80ドル台を回復しております。中東情勢が一段と緊迫化する中、週明け20日も続伸となり、一時85.39ドルまで上昇する場面も見られております。目先は切り下がって来ている50日平均線を上抜くことが出来るか注目されます。
イラン外務省報道官は7月20日の記者会見で、「仲介国を通じ提案が伝えられている」とし、米国との間接協議は続いていると説明。その上で、国益に合致しなければ進展は望めないと述べております。また、ロイター通信はイラン高官が20日に明かした話として、仲介国が米国との戦闘を沈静化させるための提案をイランに伝達したと報じました。6月に合意に達した暫定合意の覚書を復活させる道を探るため、10日間の停戦が提示されているとしております。
ただ、米中央軍は20日まで、10日連続でイランへの攻撃を行ったと発表。トランプ米大統領は20日にSNSで、米兵に犠牲者が生じるたびにイランにその何倍もの代償を支払わせると投稿。米国防総省によると、17日以降、イランの攻撃でヨルダンやイラクに駐留する米兵計3人が死亡しており、市場では戦闘が激化するとの懸念が拡がっております。
また、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は20日に、サウジアラビア関連船舶が紅海とアラビア海を往来するのを阻止すると発表しました。同航路にはバベルマンデブ海峡があり、事実上封鎖されているホルムズ海峡に代わる原油輸送の重要ルートとなっております。
◆フーシ派、サウジアラビアへの海上封鎖宣言
イエメンの親イラン武装組織フーシ派は7月20日に、サウジアラビアに関係する船舶の航行を「海上封鎖」すると宣言しました。イエメン沖の紅海とアラビア海をつなぐバベルマンデブ海峡は現在、米国とイランの対立で事実上封鎖されているホルムズ海峡に代わる紅海経由の原油輸送の重要ルートとなっており、同海峡の通過に支障が出れば、世界のエネルギー供給に新たな打撃となると懸念され始めております。
フーシ派報道担当者はテレビ演説で、サウジアラビアが空港や港湾を長年にわたり「不当に封鎖している」と主張。対抗して封鎖を実施すると述べております。同派はイエメン内戦で、サウジアラビアが支援する暫定政権と対立。2022年に非公式の停戦が始まったものの、サウジアラビアが13日に首都サヌアの空港を空爆したことを受けて、4年ぶりにサウジアラビア領内をミサイルで攻撃しております。
一方、暫定政権を支援するサウジアラビア主導の有志連合の報道官は声明で、バベルマンデブ海峡で商船の通航を保護するため「防護措置を開始した。フーシ派の脅威には迅速かつ断固として対処する」と強調しております。
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