米ドル/円(日足)

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東京時間に、円相場は一段と円安が進んでおり、午後に2002年5月以来となる1ドル=128円台に乗せて来ております。

前日に日銀の黒田総裁が「急速な円安はマイナス」とけん制、本日も鈴木財務相が閣議後の記者会見で、「緊張感を持って注視している」とけん制したものの、米長期金利の上昇が続く中で効果は乏しく、日米金利差の拡大を見込む円売り・ドル買いが継続しております。なお、米10年債利回りは、一時2.88%まで上昇し、3年4ヶ月ぶりの水準まで上昇しております。

 

日本の実効為替レート

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4月20日にワシントンで開催予定の20ヶ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に合わせて、米国のイエレン財務長官と鈴木財務相と会談する模様。ウクライナ情勢に加えて、急激な為替変動が経済に与える悪影響についても議論すると見られており、市場で警戒感が強まるか注目されます。

一方で、明日は日本の貿易統計が発表されます。2月まで7ヶ月連続で貿易赤字となっており、市場予想を上回る貿易赤字となる様だと、円売り圧力が強まる可能性がありそうです。

 

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