OECD加盟国の原油在庫
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国際エネルギー機関(IEA)は11月15日に公表した月報で、欧州連合(EU)によるロシア産原油・石油製品禁輸および主要7ヶ国(G7)のロシア産石油販売価格の上限設定は、既に価格高騰と深刻な経済問題に直面している石油市場に前例のない不確実性をもたらすと指摘。ロシア産石油を避ける動きから来年のロシア産油量は日量140万バレル減少すると予想しました。
また、EUが海上輸送によるロシア産原油の禁輸を12月5日から開始すれば、日量110万バレルの代替調達が必要になるとの見方を示しております。なお、2023年世界石油需要は前年比1.6%増と、2022年の2.2%増から鈍化すると予測しております。
石油輸出国機構(OPEC)は11月14日に発表した月報で、2022年世界石油需要の伸びを前年比日量255万バレルとし、前月から日量10万バレル引き下げました。高インフレや金利上昇などが理由。下方修正は4月以降で5回目。2023年も前年比日量224万バレルと、前月見通しから日量10万バレル引き下げております。
米エネルギー情報局(EIA)は11月8日に発表した月報で、2023年世界石油需要の増加幅を前年比日量116万バレル増と、前月見通し(日量148万バレル増)から引き下げました。一方で、2022年は前年比日量226万バレル増と、前月見通し(日量212万バレル増)から引き上げております。コロナ禍からの景気回復を受け、米国や中国などで前年から増加する見通し。
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