日本取引所(JPX)傘下の大阪取引所は1月15日に、上海天然ゴム先物を5月26日に上場することを決定。上海先物取引所との間でライセンス契約を締結したと発表しました。
上海天然ゴム先物は、中国で現物ゴムを取引する際の指標となっておりますが、取引出来るのは中国本土の市場参加者に限定されており、国内事業者が中国で保有する天然ゴムの価格変動リスクをヘッジを出来る様になります。
現物の受け渡しはなく、最終決済は差金決済のみで、限月は上海の天然ゴム先物の取引が活発となる1月物、5月物、9月物の3つとなる模様。
上場について、大阪取の横山社長は「世界で最も規模の大きい中国市場と、ゴム先物のなかで最も歴史の深い日本市場との関係を深めることは、世界のゴム先物市場の発展において極めて意義の高いことと考えている」とした上で、「様々な市場参加者の取引機会を拡大し、両国のゴム先物市場のさらなる流動性拡大、市場発展につながるものと信じている」と述べております。
また、上海先物取の魯東昇総経理(CEO)は「日本の国内外の生産者と消費者に中国の価格を提供することが可能になった。これは、世界中の企業に新たな価格情報とリスク管理機能を提供することにも寄与する」と述べております。
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