日経平均株価
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日経平均株価は営業日比678.54円高の34441.72円で終了となり、3営業日続伸。1990年2月28日以来、約33年11ヶ月ぶり高値で終了しております。昨晩の米国市場でハイテク株が買われた流れを引き継いで、半導体関連株を中心に買い進められております。円高への懸念が後退する中、輸出関連株を買う動きも見られた模様。
物価高に賃金上昇が追いつかない状況が続いており、日銀による早期のマイナス金利解除観測がやや後退し始めていることも、価格を下支えている模様。新しい少額投資非課税制度(NISA)経由の個人投資家の買いも入っている様で、昨年高値33853.46円(11月20日)を上回り、一時34539.02円まで買い進められる場面も見られております。
相対力指数(RSI)は66%と、まだ過熱化は無い上に、昨年6月以降レンジの上限として意識されてきた34000円を突破したため、騰勢が強まる可能性もありそうです。
なお、厚生労働省が発表した昨年11月毎月勤労統計調査(速報、従業員5人以上)によると、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比3.0%減となりました。物価の高騰に賃金上昇が追い付かず、20か月連続でマイナスとなっております。
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