日経平均株価と25日平均線

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日経平均株価は前営業日比353.86円高の2万9222.77円で終了。終値ベースでは、1月5日以来7ヶ月ぶりに2万9000円台を回復しました。米ウォルマートなど米小売り大手の決算が市場予想を上回ったことで、米景気後退懸念が和らいだ様です。

また、円安基調が続く中、ドル建ての日経平均株価に割安感がある様で、海外投資家の買いが強まっている模様。

6月9日の高値28389.75円を上抜いたため、Wボトムが意識され始める中、このまま昨年9月14日の高値30795.78円から今年3月9日の安値24681.74円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合76.4%戻し水準29352.87円や年初来高値29388.16円(1月5日)を上回れるかが焦点となりそうです。

ただ、大台乗せの達成感が強まる中、テクニカル的に短期的な過熱感を警戒するサインが出始めております。ここ数日、25日平均線と日経平均株価の乖離率が注目されておりますが、本日の乖離率は5.22%となり、節目の5%を上回りました。

また、相対力指数(RSI)も節目の70%を上回り、東証プライム市場の値上がり銘柄数を値下がり銘柄で割った騰落レシオ(25日移動平均)も「買われすぎ」の目安とされる120%を上回って推移しております。

世界景気の減速への懸念も強まる中、上昇トレンドを維持出来るか注目されます。

 

日経平均株価(円建てとドル建ての比較)

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