日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比278.58円高の26215.79円で終了。先週末の米国市場の動きが嫌気されて、売りが先行。一時25621.96円まで下げる場面も見られたものの、安値は買い拾われております。
節目の26000円を割り込み、約3ヶ月ぶり安値を付けたため、値ごろ感が出た様です。先週末にも書いた様に、テクニカル的な値ごろ感も意識された模様。
先週末時点で25日平均線との乖離率はマイナス5.98%と、目安のマイナス5%を上回り、東証プライム市場の騰落レシオ(25日平均)も86.76と、節目の80に迫り、相対力指数(RSI)は31%まで下げて、「売られすぎ」の目安とされる30%に接近。PERも12倍を割り込み、陰の極みに近づいております。
とは言え、先週末もブレイナードFRB副議長が講演で、「インフレが目標に戻っているとの確信が持てるよう、金融政策は当面、引き締め的になる必要がある。時期尚早な(緩和方向への)政策転換を避ける」と述べた様に、FRB高官からタカ派な発言が相次ぐ中、FRBが積極的な利上げを続けるとの警戒感は根強い様です。
また、米ドル円が再び145円台に乗せるも、円買い介入への警戒感が強い中、円が買い戻されるなど、投資家の達成感と介入警戒感がせめぎ合っている状態、円相場の乱高下も嫌気されている模様。
なお、鈴木財務相は閣議後記者会見で、急速な円安進行を受けて実施した為替介入をめぐり、「今後とも必要に応じて断固たる措置を取る」と強調。その上で、「投機筋に対する一つのけん制になっていることは間違いない」との見方を示しております。
反発は、「ベアマーケット・ラリー(弱気相場の中での一時的な上昇)」に留まるとの見方が多い様ですが、目先は5日平均線を上抜くことが出来るか注目されます。なお、今週は、9月ISM米製造業景況指数や9月米雇用統計の発表が予定されております。
日経平均株価と25日平均線
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日経平均株価と予想PER
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