日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比1052.40円安の38520.09円で終了となり、4営業日ぶりに反落。トランプ関税が嫌気されて急反落。下げ幅は今年最大で、昨年9月30日(1910.01円)以来の大きさとなっております。
トランプ米大統領は2月1日に、カナダとメキシコからの輸入品に25%、中国にも10%の追加関税を課す大統領令に署名。追加関税は2月4日以降の輸入分から適用され、相手国が報復措置を取った場合、さらなる税率の引き上げや対象品目の拡大に踏み切るとしました。それに対し、カナダとメキシコは米国に報復措置を講じると発表。中国も世界貿易機関(WTO)に提訴することを明らかにするなど、関税が世界経済に与える影響への懸念が改めて意識されて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、幅広い銘柄に売りが出て、25日平均線や75日平均線を維持出来ずに39000円割れでスタート。200日平均線も維持出来ずに、一時38401.82円まで下げる場面も見られております。
関税の引き上げは想定されていたものの、先週末の米国市場の動きから、関税の発動は先延ばしになるとの見方が拡がっていただけに「ネガティブ・サプライズ」となった模様。そのため、パニック的な売りも出たと見られており、明日はその分の揺り戻しがあるか注目されます。200日平均線を上回れるかが焦点となりそうですが、今晩の米国市場の動き次第ではレンジの下限割れを試すことも想定されます。
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