日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

投資部門別売買動向はこちら

日経平均株価は前営業日比278.28円高の38798.37円で終了。反発に転じたものの、「トランプ関税」を巡り大きく振幅しております。2月4日に予定されていたメキシコ、カナダに対する追加関税の発動を、米政府が1ヶ月先送りにすると発表したことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢がやや弱まる中、大幅高でスタート。決算発表が本格化する中、好業績銘柄を中心に幅広い銘柄に買いが入った様です。一時39192.51円まで上昇する場面も見られております。

ただ、中国に対しては予定通りに追加関税を発動。中国も報復措置として米国から輸入する石炭やLNGに15%、原油や農業機械、大型自動車などに10%の追加関税を課すと発表したことから、再び投資家のリスクオフ姿勢が強まり、急速に上げ幅を縮める場面も見られるなど、終値で39000円台を回復することは出来ず。

テクニカル的にも、MACDがデッド・クロスを維持する中、25日平均線でレジスタンスを受けた様な動きとなり、一目均衡表の雲を上抜くことが出来ず。薄い雲ではあるものの、雲の下限はしばらく同じ値位置で推移するだけに、39000円台を回復出来ない様だと、上値の重さが意識され始める可能性がありそうです。世界景気の先行き不透明感さが強まる中、再度200日平均線を割り込む様だと、レンジの下限割れを試すことも想定されます。2024年4-12月期決算が今週から本格化する中、トランプ関税の影響が注目されます。

 

 

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。