日経平均株価

↓クリックすると拡大します↓

 

投資部門別売買動向はこちら

日経平均株価は前営業日比84.40円高の44275.08円で終了。昨晩の米国市場で主要3指数が揃って上昇した流れを受けて、東京市場でも半導体関連などに買いが入った様です。また、トランプ前米大統領が演説中に、銃撃されて負傷した事件を受けて、11月の米大統領選でトランプ氏勝利の確率が高まったとの見方が拡がる中、トランプ氏が米大統領選で勝利するシナリオにかける「トランプ・トレード」に伴う買いが金融や防衛、インフラ関連株に入り、一時41520.07円まで上昇する場面も見られております。

ただ、心理的節目の41500円に近づくにつれて、買い方の利喰い売りや戻り売り圧力が強まった様で高値を維持出来ず。政府・日銀による円買い介入への警戒感も根強く、先行き不透明感から積極的には買いづらい地合いだった様です。

テクニカル的に7月16日時点で相対力指数(RSI)は63%まで低下、25日平均線との上方乖離率も3.65%まで低下する中、テクニカル的な買われ過ぎ感は和らいでいる様に見えます。

そのため、先週末にも書いた様に引き続き41000円を維持出来るかが焦点となりそうです。割り込む様ですと、4月19日の安値36733.06円から7月11日の高値42426.77円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準40251.77円辺りまで下げて来ることも想定されますが、企業の自社株買いが株価を下支えるとの見方に加えて、円安を背景とした業績期待が根強い中、海外投資家の買いが続くとの見方は多く、安値は買い拾われそうです。

 

※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。