日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比260.13円高の31148.01円で終了となり、反発。昨晩の米国株が下落した事を受けて、売りが先行。ただ、安値は30853.44円に留まり、前日の安値30785.98円を維持したことから、大型株を中心に買い遅れていた投資家の買いが広がった様です。月末に伴う機関投資家のリバランス(資産配分の調整)の売りが一服したことも、投資家心理の支援材料となった模様。

テクニカル面では、相対力指数(RSI)は67.71%に上昇したものの、買われ過ぎの目安とされる70%を下回って推移しており、25日平均線との上方乖離率も4.04%と、「買われ過ぎ」の目安とされる5%を下回っております。

一方で、200日平均線との上方乖離率は11.92%と、依然として「買われ過ぎ」の目安とされる10%を上回って推移する中、MACDがデッド・クロスとなりました。海外投資家を中心に「持たざるリスク」が意識される中、市場では先高感は依然として強いものの、直近高値31560.43円(5月29日)を上抜くことが出来ない様ですと、目先の天井感が強まる可能性もありそうです。

 

投資部門別売買動向(海外投資家)

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なお、JPXのデータによると、5月第4週(5月22日-5月26日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は5850億円の買い越しでした。買い越しは8週連続。年初からの累計買い越し額は6兆3000億円となっております。

事業法人は908億円の買い越しで、3週連続で買い越し。年初からの累計買い越し額は1兆2900億円。

個人は424億円の買い越しと、4週ぶりに買い越しております。ただ、年初からは累計2兆6374億円売り越し。

年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は2737億円の売り越しと、8週連続で売り越し。年初からは累計2兆3915億円売り越しております。

 

投資部門別売買動向(個人)

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