日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比269.32円高の32473.65円で終了。中国政府が日本行きの団体旅行を解禁する方針と報じられたことを受けて、インバウンド(訪日外国人)関連株が買い進められ、一時32504.85円を付けるも、引き続き切り下がって来ている25日平均線を上抜くことは出来ず。
来週はお盆休みで市場参加者が少なくなることが想定され、引き続き32000-34000円のレンジで推移しそうです。引き続き、3月14日を起点としたアップ・トレンドを維持出来るかが注目されます。
ただ、8月10日に7月米消費者物価指数(CPI)が発表されます。最近のガソリン高を受けて、市場予想では前年同月比3.3%上昇と。前月(3.0%上昇)を上回り、13ヶ月ぶりに伸びが加速する見通し。コア指数は前月と変わらずの4.8%上昇と予測されております。
インフレは鈍化傾向にあるとは言え、FRBの目標の2%を大幅に上回る状態が続く中、市場予想を上回る伸びとなった場合、9月のFOMC(米連邦公開市場委員会)での追加利上げ観測が再度強まる可能性があります。米長期金利が一段と上昇する様だと、32000円を割り込む可能性もありそうです。
投資部門別売買動向(海外投資家)
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なお、JPXのデータによると、8月第1週(7月31日-8月4日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は3836億円の売り越しでした。売り越しは2週連続。年初からの累計買い越し額は7兆8728億円となっております。なお、現物は188億円の買い越しと、6週連続で買い越し。先物は4025億円の売り越しと、2週連続で売り越しております。
個人は3436億円の買い越し。年初からは累計2兆2577億円の売り越し。
事業法人は1642億円の買い越しと、昨年12月3週(2081億円)以来の買い越し幅となりました。年初からの累計買い越し額は2兆0921億円。
年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は1346億円の売り越し。7週連続で売り越しております。年初からは累計5兆3014億円の売り越し。
投資部門別売買動向(個人)
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