日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比781.06円安の38992.08円で終了となり、反落。25日平均線を割り込み、調整局面入りが意識され始めていることや、中東情勢を巡る「地政学リスク」が一段と高まっていることに加えて、底堅い米経済情勢や原油高を背景に、インフレ再燃への警戒感が高まる中、FRBによる早期利下げ観測がやや後退し始めていることなどが嫌気された様で、4月5日は一時38774.24円まで下げる場面も見られるなど、3月15日以来の39000円割れで終了しております。

国内投資家による「期初の益出し」の売りは1週間程度で終わる傾向があります。また、根強い先高観を背景にした押し目も入り易いと見られる中、目先は39000円に戻せるかが焦点となりそうです。

ただ、テクニカル的にMACDがデッド・クロスを維持する中、反発場面では戻り売りが出易くなっております。株価調整場面が続く様だと、3月12日の安値38271.38円を意識した動きになることも想定されます。

なお、内閣府が発表した2月の景気動向指数(2020年=100)速報値は、足元の経済状況を表す一致指数が前月比1.2ポイント低下の110.9でした。低下は2ヶ月連続。

景気の基調判断は「下方への局面変化を示している」に引き下げております。内閣府の定義で「下方への局面変化」は事後的に判断される景気の山(ピーク)がそれ以前の数ヶ月にあった可能性が高いことを示します。この判断は2019年1〜2月以来5年ぶり。一方、2〜3ヶ月後の景気を示す先行指数は前月から2.3ポイント高の111.8と、2ヶ月ぶりに上昇しております。

 

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