日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比47.00円安の27419.61円で終了となり、反落。イエレン米財務長官が保護対象を全預金に拡大することや保護金額の上限を引き上げることに否定的な考えを示したことで、金融システム不安が再燃。昨晩の米国株が大幅安となった流れを引き継ぎ、幅広い銘柄に売りが出た様です。

一時27175.63円まで下げる場面も見られたものの、一目均衡表の雲がサポート・ラインとして意識された様で、安値は買い拾われており、前日に引き続き200日平均線を維持しております。

FRBは、FOMC(米連邦公開市場委員会)で0.25%の利上げを決定したものの、FOMCメンバー18人の経済・金利見通し(SEP)で、2023年末のFF金利見通し中央値が年5.125%と、昨年12月時点の見通しと変わらず。0.25%幅であと1回の利上げを見込む想定となり、米国の利上げ停止が意識され始めていることから、金利低下を見込んで半導体株などグロース株を買い拾う動きも見られた模様。

MACDが下げ止まる中、前日に続いて200日平均線を維持しただけに、目先は3月9日の高値28734.79円から3月16日の安値26632.92円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準27435.83円を上抜いて、27500円台を回復出来るか注目されます。

 

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