日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比314.97円安の26775.79円で終了。先週末の米国株の下落が嫌気されて、値がさ株を中心に売られる展開となりました。

テクニカル的に切り下がって来ている25日平均線でレジスタンスを受ける展開が続いているものの、売り一巡後は新規材料に乏しい中、新型コロナウイルスの水際対策の緩和を受けて、コロナ禍からの経済再開(リオープン)関連銘柄を買い拾う動きが出た模様。26500円は維持しております。今週は本格化する米企業決算や中国共産党大会に注目が集まりそうです。

 

米ドル・円

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米ドル・円は、米長期金利が4%乗せる中、日米金利差拡大を期待した円売り・ドル買いの動きが強まり、先週末のNY市場で148.86円を付け、1990年8月以来32年ぶりの円安水準を付けております。

その流れを引き継ぎ、東京市場でも148円台後半まで円安が進む場面も見られたものの、政府・日銀による円買い介入への警戒感から149円台に乗せることは出来ず。岸田首相による衆院予算委での「投機絡みの為替変動は好ましくない」との発言が伝わったことで上値が抑えられているものの、148円台は維持しております。

なお、鈴木財務相は、為替市場の動向について「注意深く市場の動きを見ている」と述べた上で、「過度な変動、投機筋の動きがあれば、必要な対応をしっかりとやるという従来の考えに変わりはない」と強調しております。

また、神田財務官は、外国為替市場で円安・ドル高が続いていることに関して、「(為替の)こういった過度な変動に対して、しっかりと対応していく」と述べております。

 

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