日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比843.21円安の37808.76円で終了となり、反落。中東情勢の緊迫化を受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、幅広い銘柄に売りが出た模様。一時37651.07円まで下げるなど、200日平均線をやや割り込んで終了しております。一方、「地政学リスク」が高まる中、防衛関連株を物色する動きがみられ、三菱重工業株は連日で上場来高値を更新しております。

イスラエルがレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの最高指導者ナスララ師を殺害したのに続き、18年ぶりにレバノンへの地上侵攻したことを受けて、イランが報復として弾道ミサイル約180発をイスラエルに向けて発射し、中東情勢が緊迫化しております。ただ、ミサイルは大半が迎撃され、大きな被害は出ていない模様。イスラエルのネタニヤフ首相は再報復を示唆しておりますが、現状では一段と戦闘が激化するとの見方は少なく様です。ただ、同じく両国が互いを攻撃した4月と比べて、ネタニヤフ政権は好戦的になっているとの見方や、偶発的に戦闘が一段と激化する可能性も否定出来ず、当面は中東情勢をにらみながら神経質な展開が続きそうです。

結果的に、今回も75日平均線でレジスタンスを受けた形となっており、このまま200日平均線を割り込み、8月5日を起点としたアップ・トレンドや25日平均線を下回る様ですと、37000円割れを試すことも想定されます。

 

 

 

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