日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比80.69円安の30994.67円で終了となり、反落。一時31160.45円を付けるも、引き続き戻り売り圧力強かった模様。
目先は9月米雇用統計の内容次第の動きとなりそうです。市場では非農業部門民間就業者数は17.0万人増と、前月(18.7万人増)を下回ると予測されております。就業者数の伸びが鈍化し、平均時給も減速が確認されれば、労働市場の逼迫感が和らぎ、FRBによる年内の利上げ観測が後退すると共に、安値拾いの買いが入ることも想定されます。その場合、9月15日の高値33634.31円から10月4日の安値30487.67円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準31689.69円を意識した動きになって行きそうです。
一方で、市場予想を上回る強めの内容となり、FRBによる金融引き締めが長期化するとの懸念を払拭出来ない様ですと、30000円割れを試す動きが継続しそうです。とは言え、切り上がって来ている200日平均線がサポート・ラインとして意識されるとの見方が多い上に、円安基調に伴う2023年4-9月期の企業決算への期待は根強く、30000円が近づくにつれて買い拾う動きが強まると見られております。
なお、内閣府が発表した8月景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.1ポイント上昇の114.3で、2ヶ月ぶりに改善しております。基調判断は「改善を示している」で据え置いております。
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