日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比121.14円安の38451.46円で終了。昨晩の米国市場で主要3指数が揃って下落。安値で38055.68円まで下げる場面もみられたものの、節目の38000円を維持したことから、買い拾う動きも見られた様です。ただ、来週にイベントを控える中、積極的に買う向きは少なかった模様。6営業日連続で陰線が並ぶなど、上値の重さが意識され始めております。

来週はイベントを控えて、投資家の様子見姿勢が強まりそうです。いよいよトランプ2.0(第2次トランプ政権)が1月20日から始動。関税引き上げによる世界経済の混乱や、米中貿易戦争が一段と激化するとの懸念が強まれば、投資家のリスクオフ姿勢が強まる可能性がありそうです。

また、1月23、24日の両日には、日銀金融政策決定会合が開催されます。今週に入り、植田総裁や氷見野副総裁が1月の会合で「利上げを行うかどうか議論して判断する」と相次いで発言。トランプ次期米政権発足後の市場動向を見極めて、最終判断するとみられておりますが、俄かに日銀の利上げ観測が高まる中、長期金利の上昇が続いております。

波乱含みの展開が想定されますが、最近のレンジの下限として意識されている38000円を維持出来ない様ですと、調整色を強めそうです。

その場合、二番底を付けた昨年9月9日の安値35247.87円から同12月27日の高値40398.23円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の半値押し水準37823.05円辺りまで下げて来ることも想定されますが、逆張り志向の個人の買いや、今年も企業の自社株買いが株価を下支えしそうです。

 

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