日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比26.70円高の27990.17円で終了となり、小反発。高値で28038.63円を付けて、28000円台を回復する場面も見られたもの、昨晩の米国株が軟調な値動きで終了したこと受けて、前日に引き続き買い方の利喰い売りに押された様で、終値で28000円台を回復出来ずとなっております。

2022年7-9月期GDP(国内総生産)は季節調整済み速報値で、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.3%減、年率換算で1.2%減となり、2021年7-9月期以来4四半期ぶりのマイナス成長となりました。市場予想(1.0%増)に反してマイナス成長となったものの、市場では米国の利上げペースが焦点となっており、市場への影響は限定的であった様です。

テクニカル的に、200日平均線が11月11日から上向きに転じ始めており、年末高に対する期待も根強い様ですが、MACD時は上昇の勢いを失っているため、今週は米国の「逆CPIショック」後の調整場面となることも想定されます。

引き続きFRB高官の発言に注目が集まりそうですが、FRBのウォラー理事は利上げの減速を検討する可能性はあるものの「(インフレ対策は)軟化させない」と発言。一方で、ブレイナードFRB副議長はブルームバーグ通信とのインタビューで、利上げペースを緩めることが「間もなく」適切になるとの見通しを明らかにしました。なお、今晩は10月米卸売物価指数(PPI)の発表が予定されております。

 

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