日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
投資部門別売買動向はこちら
日経平均株価は前営業日比49.65円安の38179.46円で終了となり、小反落。日銀が実施した定例の国債買い入れオペ(公開市場操作)で長期債の購入額を減らしたことを受けて、日銀が政策正常化への動きを早めるとの警戒感が拡がり、軟調な値動きとなりました。一時37969.58円まで下げる場面も見られております。
テクニカル的にも、一目均衡表の雲や切り下がって来ている25日平均線に加えて、75日平均線がレジスタンスとして意識される中、上値の重い展開が継続。ただ、引き続き38000円辺りでは買い拾う動きも根強く、終値では38000円を維持しております。とは言え、先週も書いた様に、4月19日の安値36733.06円から5月7日の高値38863.14円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準38049.45円や節目の38000円を維持出来ない様だと、半値押し水準37798.10円辺りまで下げて来ることも想定されます。
なお、日銀は定例公開市場操作(オペレーション)で、国債の買い入れ額を前回と比べ500億円減の4250億円としました。3月にマイナス金利政策を解除してから、減額は初めて。今後、日銀が保有する国債の償還ペースは、新規買い入れを上回る見込みで、事実上の量的引き締め局面が視野に入っております。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。