日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比32.95円高の39533.32円で終了となり、小幅続伸。前週末の米国市場で、主要3指数が揃って最高値を更新したことが好感された様です。ただ、高値は39598.74円に留まり、11月7日の高値39884.01円に届かず。

トランプ氏が主張する法人税減税や規制緩和が企業に恩恵となるとの見方から、2016年の米大統領選後に起きた「トランプラリー」の再現を期待した買いが米国株を押し上げている一方、トランプ次期政権による関税政策を巡る懸念が根強いことから、日本株は勢いに乗れていない模様。

また、米ロイター通信が、米商務省が半導体世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)に対して、人工知能(AI)に使用される先端半導体の中国顧客向け出荷を11月11日から停止する様に命じたと報じられたことも嫌気された様で、引き続き40000円台は回復出来ずとなっております。

11月11日時点で日経平均採用銘柄の予想PERは16.22倍。相場急落直前の7月31日(16.44倍)以来3ヶ月ぶりの水準を回復し、日本株の割安感は薄れております。それに加えて、2025年3月期決算企業の4-9月期決算発表が本格化する中で、増益は続いているものの、円安が一服していることを受けて下方修正が目立ち、先行きに対して慎重な見方が拡がっていることが上値を重くしていると見られております。その一方で、底堅さも見られる中、引き続き40000円超えを試す動きが続くか注目されます。

 

 

 

 

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