日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比14.90円安の31857.62円で終了となり、続落。安値は31717.74円に留まり、前日の安値31674.42円を維持したことから、買い拾う動きも見られた様です。
ただ、一目均衡表の雲がレジスタンスとして意識され始める中、32000円台を回復することは出来ず。7月以降、32000円割れの場面では出遅れた投資家を中心に押し目買いが入り易くなっておりますが、米国では2023会計年度末が迫る中、つなぎ予算を巡る与野党間の駆け引きが続いており、月末までにつなぎ予算が成立せずに米政府機関の一部閉鎖の可能性が高まっております。
円安基調に伴う2023年4-9月期の企業決算への期待は根強いものの、投資家のリスクオフ姿勢が強まる様ですと、テクニカル的にもトリプル・トップ型が意識され始めている上に、MACDが下げ幅を拡大しているため、8月18日の安値31275.25円を意識した動きになることも想定されます。なお、来週は10月2日に日銀短観(9月調査)が発表されます。
なお、内閣府が発表した9月消費動向調査によると、消費者心理を表す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は35.2と、前月比1.0ポイント悪化しております。悪化は2ヶ月連続。なお、内閣府は消費者心理の基調判断を「改善に向けた動きがみられる」から「改善に向けた動きに足踏みがみられる」に引き下げております。判断の引き下げは2022年11月以来10ヶ月ぶり。
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