日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比461.58円高の33168.10円で終了となり、急反発。昨晩の米ハイテク株高を受けて買いが先行、6営業日ぶりに33000円台を回復しております。岸田首相による内閣改造・自民党役員人事を受けて、政策期待が溜まる中、総選挙を意識した海外勢の買いが集まった様で、一時33244.45円を付ける場面も見られております。

東京市場は3連休前となり、買い方の利喰い売りが出ることも想定されますが、明日は6月19日を起点としたダウン・トレンドを上抜き、直近高値33322.45円(9月7日)を上回ることが出来るか注目されます。

なお、内閣府が発表した7月機械受注統計(季節調整値)によると、企業の設備投資の先行指標となる民間需要(変動の大きい船舶・電力を除く)の受注額は前月比1.1%減の8449億円でした。製造業で電子計算機などの需要が落ち込み、2ヶ月ぶりにマイナスとなっております。基調判断は「足踏みが見られる」で、9ヶ月連続で据え置かれております。

今晩は欧州中央銀行(ECB)定例理事会が開催されます。欧州景気の減速懸念が強まる一方で、インフレ率は高止まりしており、市場では利上げ継続か一旦休止となるか、見方が分かれている様です。いずれにせよ、今後の金融政策の方針について、理事会後の記者会見でラガルド総裁がどの様に述べるか注目されます。

また、米国ではソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームがナスダック市場へ上場されます。公開価格は1株51ドルとなっております。公開価格に基づく時価総額は520億ドルと、今年最大の新規株式公開(IPO)になる見通し。

 

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