日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比475.40円高の32419.33円で終了。昨晩発表された6月米消費者物価指数(CPI)の伸びが、市場予想を下回り、米利上げの打ち止めが近いとの見方が拡がる中、半導体株を中心に買い拾われた様です。
テクニカル的にも、安値は31952.98円に留まり、前日の安値31791.71円を維持したことから、売り方のショート・カバー(買い戻し)を中心に買い拾われた様で、32000円台を回復しております。
高値で32484.40円を付けるなど、Wトップのネック・ラインと見られている32306.99円を上抜いて終了。足元の下落が一服しつつある中、MACDの下げ基調が鈍化するか注目されます。
とは言え、円高基調が継続する中、反発力は弱いとの見方も多い様です。再度32000円を割り込む様ですと、3月16日の安値26632.92円から6月19日の高値33772.89円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準31045.42円辺りまで下げることも想定されます。
投資部門別売買動向(海外投資家)
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なお、JPXのデータによると、7月第1週(7月3日-7月7日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は541億円の買い越しでした。買い越しに転じるのは4週ぶり。
日銀短観で企業の景況感などに改善がみられたことが好感されて、買われた様です。年初からの累計買い越し額は7兆5756億円となっております。なお、現物は313億円の買い越しと、2週連続で買い越し。先物は227億円の買い越しでした。
個人は5279億円の買い越し。買い越し幅は3月3週(1兆0947億円)以来の大きさとなっております。年初からは累計2兆5905億円の売り越し。
事業法人は910億円の買い越し。年初からの累計買い越し額は1兆7581億円。
年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は3882億円の売り越し。3週連続で売り越しております。
年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行は3882億円の売り越し。3週連続で売り越しております。株高の勢いが強すぎ、売るべき量を売り切れず、年金基金によるリバランス(資産配分の見直し)に伴う売りが続いているとの見方が出ております。年初からは累計3兆8215億円の売り越し。
投資部門別売買動向(個人)
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