日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
投資部門別売買動向はこちら
日経平均株価は前営業日比989.94円安の3万4735.93円で終了となり、急反落。昨年8月8日以来の35000円割れで終了しております。
トランプ米大統領が発表した「相互関税」が市場の想定以上に厳しい内容になったことを受けて、投資家のリスクオフ姿勢が強まる中、34102.00円まで下げる場面も見られております。ただ、売り一巡後は買い拾う動きも見られた様で、長い下ひげを引いて終了。テクニカル的に、相対力指数(RSI)が24%まで低下する中、自律反発の動きから本日空けたギャップ(窓)を埋めに行く可能性もありそうですが、MACDは下げ基調を強めており、反発場面では戻り売り圧力が強いことが想定されます。
ベッセント米財務長官が、貿易相手国が報復措置を講じれば「エスカレーション(激化)がある」と強調し、対立が深刻化すると各国に警告したものの、中国や欧州連合(EU)などは米国に対して対抗措置を講じる姿勢を示す中、世界的な貿易戦争に発展するとの見方が拡がっております。
また、本日発表された「相互関税」は、日本にとって厳しいものになったとの見方が多く、国内景気や企業業績への悪影響を織り込む動きが強まる様ですと、「令和のブラックマンデー」と呼ばれる急落となった昨年8月5日の安値31156.12円を意識した動きになることも想定されます。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。