日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比363.57円安の32315.05円で終了。急反落となりました。引き続き、FRBによる金融引き締めが長期化するとの懸念が再燃する中、半導体関連銘柄を中心に売られる展開になった様です。一時32315.05円まで下げるなど、90日平均線や3月16日を起点としたアップ・トレンドを割り込んで終了しております。

32000円辺りでは引き続き押し目が入り易いとの見方は依然多い様ですが、3月期決算企業の中間配当の権利付き最終売買日である27日以降は、権利落ちに伴う需給悪化懸念から売られ易いとの警戒感が拡がる中、テクニカル的にも既にMACDはデッド・クロスとなっており、しばらくは上値の重い展開が続く可能性がありそうです。

なお、政府は9月の月例経済報告を公表。国内景気の判断を「緩やかに回復している」との表現で、5ヶ月連続で据え置いております。個別項目では、企業収益を「総じてみれば改善している」に引き上げております。企業収益の上方修正は2022年3月以来。一方、住宅建設は「このところ弱含んでいる」に下方修正。今後のリスクについては、引き続き欧米の金融引き締めや中国経済の先行き懸念による海外経済の下振れを挙げております。海外経済の全体判断は「一部の地域において弱さが見られるものの、持ち直している」で5ヶ月連続で据え置き。

 

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