日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比414.16円高の35089.62円で終了となり、大幅続伸。
前日に過去最大の上げ幅を記録したことから、戻り待ちの売りが先行。ただ、日銀の内田副総裁のハト派的な発言をきっかけにして円売りドル買いの動きが強まり、円安基調が強まったことが好感されて、一時35849.77円まで買い進められる場面も見られております。
内田氏は北海道函館市で開いた金融経済懇談会の挨拶で、政策金利について「当面、現在の水準で金融緩和をしっかりと続けていく必要がある」との考えを示した上で、「金融資本市場が不安定な状況で、利上げをすることはない」と明言しております。
ただ、依然として不安定な値動きが続く中で会派続かず。テクニカル的にも、MACDの下げが続く中、7月11日の高値42426.77円から8月5日の安値31156.12円の下げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%戻し水準35461.51円を上回った辺りでは戻り売り圧力が強かった模様。
円相場が乱高下する中、もうしばらくは不安定な相場が続きそうですが、35000円台を維持しつつ、目先は38.2%戻し水準を終値で上抜くことが出来るか注目されます。
なお、内閣府が発表した6月景気動向指数(2020年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比3.4ポイント低下の113.7と、4ヶ月ぶりに低下に転じております。基調判断は「下げ止まりを示している」で据え置き。数ヶ月先の景気を示す先行指数は2.6ポイント低下の108.6でした。
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