日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比263.16円高の40003.60円で終了となり、続伸。3月6日以来、9営業日ぶりに40000円台を回復して終了しております。既報通り、日銀は金融政策決定会合で、マイナス金利政策の解除や上場投資信託(ETF)の買い入れ終了などを決定。ただ、市場では既に政策修正の織り込みが進んでいた上に、日銀が声明文で「当面、緩和的な金融環境が継続する」との見通しを示し、「ハト派的な利上げ」となったことから、買い進められた様です。

今週は「中銀ウィーク」となっており、週後半にはFOMC(米連邦公開市場委員会)や英中銀の金融政策会合(MPC)が開催されます。

インフレの鈍化ペースが緩やかになる一方で、景気や雇用は底堅さを維持する中、FRBは5会合連続で政策金利据え置くとの見方が市場では大勢となっております。日銀が「当面、緩和的な金融環境が継続する」との見通しを示した一方、米長期金利は4.3%台まで上昇。パウエルFRB議長からサプライズ発言が無ければ、日米金利差拡大観測から円売りドル買いの流れは続きそうです。テクニカル的にもMACDが下げ止まる中、相対力指数(RSI)は70%以下で推移し、過熱感はまだ無い様に見えるだけに、円安基調を背景に3月7日に付けた最高値40472.11円超えを試す可能性もありそうです。

なお、日本政府観光局が発表した2月訪日外国人数(推計値)は前年同月比1.9倍の278万8000人でした。コロナ禍前の2019年同月(260万4322人)からは7.1%増加。2月としての過去最高を更新しております。

 

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