日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比338.84円安の37834.25円で終了となり、続落。

イスラエルがイランの核関連施設などを攻撃したことから、投資家のリスクオフ姿勢が強まり、一時37540.20円まで下げる場面も見られるなど、5営業日ぶりに節目の38000円を割り込んで終了しております。

イランが報復行為に出れば、周辺国にも戦火が拡大する可能性があります。また、イランは世界の石油供給の約2割が通過するホルムズ海峡に大きな影響力を持ち、中東情勢が悪化すれば世界経済が混乱に陥る可能性も懸念されております。

トランプ米政権の関税政策や貿易相手との交渉を巡る先行き不透明感も再度強まる中、投資家のリスクオフ姿勢が強まり、25日平均線を維持出来ない様ですと、再度75日平均線辺りまで下げてくることも想定されます。ただ、自社株買いへの期待から、引き続き安値は買い拾われそうです。

前日にもお伝えしたように、日本取引所グループ(JPX)のデータによると、6月第1週(6月2日~6月6日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は6333億円の買い越しと、8週連続で買い越しました。個人が5月第5週まで8週連続で売り越す中、最近の日本株の上昇は、海外マネーの流入に頼るところも大きかったとみられているだけに、引き続き海外勢の買いが続くか注目されます。

なお、来週は6月15〜17日にカナダで主要7ヶ国首脳会議(G7)が開催され、日米首脳会談も予定されております。また、来週は「中銀ウィーク」となるだけに、FOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合の結果も注目されそうです。

 

 

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