日経平均株価
↓クリックすると拡大します↓
投資部門別売買動向はこちら
日経平均株価は前営業日比679.64円安の3万7120.33円で終了となり、続落。
トランプ米大統領が4月3日から全ての輸入車に対して25%の関税を課すと発表。中国に加えて、欧州連合(EU)やカナダなども米国に対して報復関税を示唆する中、貿易戦争による世界景気の減速懸念が拡がった上に、トランプ米政権の関税政策を巡る先行き不透明感が根強い中、本日も投資家のリスクオフの動きが続いた様です。3月期末の配当の権利落ち日だったことも下押し要因となった様で、一時36864.93円まで下げて、37000円を割り込む場面も見られております。ただ、トランプ関税の影響を受けにくい内需株を中心に買い拾われて、終値では37000円を維持しております。
日本株の相対的な割安感が意識される中、4月は海外投資家の買いが入り易いと言うアノマリー(経験則)があり、新年度入りに伴う、海外勢の資金流入への期待が強まっている様です。ただ、関税が発動すれば、自動車産業への依存度が高い日本経済への打撃は大きいと見られております。トランプ米政権の朝令暮改の関税政策により、先行き不透明感も根強い中、来週も上値の重い展開が想定されます。
※豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。銘柄の選択、売買価格など投資にかかる最終決定は弊社の重要事項説明書を十分にお読み頂き、投資家自身の判断でなさる様にお願い致します。本資料作成につきましては細心の注意を払っておりますが、その正確性については保証するものではなく、万一その内容に誤りがあった場合、その誤りに基づく障害については当社は一切の責任を負いかねます。