日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比298.50円安の38556.87円で終了となり、続落。高値で39141.99円を付けて、4営業日ぶりに39000円台を回復する場面も見られるも、長期金利の上昇が続く中、半導体関連株を中心に売りが出た模様。
テクニカル的に、75日平均線を挟んだ揉み合いが続く中、一目均衡表の雲の上限を上抜くことが出来ず。
踊り場感が強まっておりますが、前日にも書いた様に雲の捻じれはトレンドの転換を示唆することが多いだけに、このまま雲を下抜けて25日平均線も維持出来ない様ですと、短期的に38000円割れを試すことも想定されます。ただ、自社株買いに加えて、個人を中心に押し目を買い拾う動きは根強く、安値は引き続き買い拾われそうです。
なお、国内債券市場で、指標となる新発10年物国債の利回りは一時1.075%まで上昇。2011年12月以来、約12年5ヶ月ぶり高水準を付ける場面も見られております。FRBによる早期利下げ観測が後退し、再び米長期金利が上昇し始めていることや、日銀が市場の想定よりも早く金融政策の正常化を進めるとの思惑が拡がる中、長期金利の上昇が続いております。
内閣府が発表した5月消費動向調査によると、消費者心理の明るさを示す消費者態度指数(2人以上の世帯、季節調整値)は前月比2.1ポイント低下の36.2と、昨年10月以来の低水準となっております。悪化は2ヶ月連続。
また、基調判断は「改善している」から「改善に足踏みが見られる」に引き下げております。基調判断の引き下げは昨年9月以来8ヶ月ぶり。指数を構成する全4指標が2ヶ月連続で悪化しております。
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