日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比250.60円高の30093.59円で終了となり、5営業日続伸。2021年9月28日以来、1年8ヶ月ぶりに終値で30000円を回復しております。円安を好感し、輸出関連株が買われたほか、値がさのハイテク株にも買いが入った様です。

日銀の金融緩和が当面持続するとの見方に加えて、東京証券取引所のPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業に対する改善要請や新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行したことに伴い、欧米から遅れて本格化しているリオープン(経済再開)に対する期待感が拡がる中、海外投資家を中心に日本株を持たざるリスクが意識されている模様。

米国で連邦政府債務の上限引き上げ問題を巡る与野党協議が難航している上に、テクニカル的に東証プライムの値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求める騰落レシオは5月16日時点で148.85と「買われすぎ」とされる120%を大幅に上回り、5月17日時点で相対力指数(RSI)が764%まで上昇。25日平均線との上方乖離率も4.50%まで上昇しており、高値警戒感も出始めております。

次の上値目標としては2021年9月14日の高値30795.78円が意識されそうですが、目先は30000円の大台を維持出来るか注目されます。

なお、内閣府が発表した2023年1-3月期GDP(国内総生産、季節調整済み)速報値は、物価変動の影響を除いた実質で前期比0.4%増、年率換算で1.6%増。前期がマイナスに改定されたため、3期ぶりにプラス成長となりました。

内需の柱である個人消費は0.6%増と、4期連続でプラス。設備投資も0.9%増と、2期ぶりにプラスに転じております。一方、輸出は4.2%減と、6期ぶりにマイナス。輸入は2.3%減少。

 

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