日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比213.34円高の38703.51円で終了となり、3営業日ぶりに反発。昨晩の米国市場で半導体関連株を中心に買われた様です。高値で39011.93円を付けて、39000円台を回復する場面も見られております。

ただ、引き続き一目均衡表の雲の上限や75日平均線がレジスタンスとして意識される中、終値で39000円台を回復することは出来ず。国内の独自材料に乏しいこともあり、日本株の手詰まり感は引き続き強い様です。

また、米景気減速を示唆する経済指標が相次ぐ中、FRBによる利下げ時期が早まるとの観測が再度高まってはいるものの、来週にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控える中、週末に5月米雇用統計、6月13日に5月米消費者物価指数(CPI)の発表が予定されており、積極的に買い拾う向きは少ない模様。

MACDが揉み合いを示唆する中、一目均衡表の雲の中で推移しております。また、上値は75日平均線、下値は25日平均線が意識され易くなっており、狭いレンジの値動きにとどまっておりますが、自社株買いに加えて、個人を中心に押し目を買い拾う動きは根強く、安値は引き続き買い拾われ易いと見られております。

なお、今晩は欧州中央銀行(ECB)定例理事会が開催されます。ECB高官から利下げを示唆する発言が相次ぐ中、市場では今会合でECBは4年9ヶ月ぶりに政策金利の引き下げを決めるとみられており、市場の焦点は理事会後の記者会見で、ラガルド総裁が追加利下げに関して、どこまで言及するか注目されております。なお、今会合でユーロ圏の最新の景気・物価見通しが発表される予定。

 

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