日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比155.13円高の38229.11円で終了となり、3営業日ぶりに反発。昨晩の米国市場で主要3指数が上昇したことが好感されて。買い進められた様です。また、前日に38072.24円まで下げる場面も見られたものの、節目の38000円を維持したことから、下値不安が和らいだ模様。
ダウ工業株30種平均が7営業日続伸する中、日経平均株価は上値の重い展開が続いております。日経平均との連動性が高いとされる半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は米長期金利が高止まりする中、上値の重い展開が続いており、半導体株を中心に売られ易くなっている様です。
また、企業が期初に公表する業績見通しは市場の予想よりも慎重な内容になり易いため、市場予想を下回る決算が多く、「好決算でも売り」の銘柄が多くなっており、反発しづらい地合いになっているとの見方や、日経平均株価に上昇一服感が出始める一方、上海総合指数は8ヶ月ぶり高値を付けており、これまでの中国株売り・日本株買いの持ち高を解消する動きが出ているとの見方も出ております。
テクニカル的にMACDは揉み合いを示唆しております。また、25日平均線に加えて、75日平均線もレジスタンスとして意識され始めており、4月19日の安値36733.06円から5月7日の高値38863.14円の上げ幅をフィボナッチ・リトレースメントで見た場合の38.2%押し水準38049.45円や節目の38000円を維持出来ない様だと、半値押し水準37798.10円辺りまで下げて来ることも想定されます。とは言え、安値は引き続き買い拾われそうです。
なお、財務省が発表した2023年度の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支は25兆3390億円と過去最大の黒字となりました。貿易収支の赤字幅縮小が主因で、黒字額は比較可能な1985年度以降で最高だった2007年度を上回っております。
また、総務省が発表した3月家計調査によると、1世帯(2人以上)当たりの消費支出は平均31万8713円と、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.2%減少しております。マイナスは13ヶ月連続。
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