日経平均株価
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日経平均株価は前営業日比118.45円高の30801.13円で終了となり、3営業日ぶりに反発。本日も売りが先行したものの、米画像処理半導体(GPU)のエヌビディアの好決算を受けて、半導体関連株を中心に買われた様です。
ただ、高値は30889.98円に留まり、31000円台を回復することは出来ず。前日に中国で新型コロナウイルスの感染が再拡大していると報じられたことや、米連邦政府の債務上限問題の先行きが不透明になる中、上値は重かった様です。
テクニカル的に、東証プライムの値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割って求める騰落レシオは5月24日時115.91%と「買われすぎ」とされる120%を下回り、25日平均線との上方乖離率は4.62%と、「買われ過ぎ」の目安とされる5%を2営業日連続で下回っております。
一方で、相対力指数(RSI)は73.76%に上昇。200日平均線との上方乖離率は10.99%と、「買われ過ぎ」の目安とされる10%を依然上回っております。MACDも上昇の勢いが鈍化し始めており、もうしばらく調整地合いが続く可能性もありそうです。
なお、政府は5月の月例経済報告で、景気の全体判断を「緩やかに回復している」に上方修正しました。引き上げは10か月ぶり。コロナ禍で低迷していた個人消費や自動車生産の持ち直しを反映させたとしております。
投資部門別売買動向(海外投資家)
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なお、JPXのデータによると、5月第3週(5月15日-5月19日)の海外投資家による日本の現物株と先物合計の売買は1兆2966億円の買い越しでした。買い越しは7週連続で、買い越し幅は4月第2週(1兆5909億円)以来の大きさとなっております。事業法人は1258億円の買い越しで、2週連続で買い越し。
一方、個人は7258億円の売り越しで、3週連続で売り越し。年金基金の売買動向を反映するとされる信託銀行も1612億円の売り越しで、7週連続で売り越しており、投資スタンスの違いが際立っております。
投資部門別売買動向(個人)
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