日経平均株価

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日経平均株価は前営業日比405.51円安の32490.52円で終了となり、3営業日ぶりに反落。ダウ工業株30種平均は2019年9月以来の8営業日続伸となり、3万5000ドル台を回復したものの、ハイテク株の一角が売られた流れを受けて、東京市場でも半導体関連株が売られる展開に。また、節目の33000円が近づく中、注目銘柄の決算発表を前に買いが手控えられて、持ち高調整の売りに押された模様。

テクニカル的にも25日平均線を上抜くことが出来ず。一時32462.86円まで下げる場面も見られるなど、5日平均線を割り込んで終了しております。

ニデックを皮切りに、国内も2023年4-6月期企業決算発表が本格化していきます。来週は、7月25、26日の両日にFOMC(米連邦公開市場委員会)、7月27日にECB(欧州中銀)定例理事会、7月27、28日の両日に日銀金融政策決定会合が開催される「中銀ウィーク」となります。イベントを控える中、ポジション整理の動きが続く可能性もありそうです。

なお、財務省が発表した6月貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は430億円の黒字となりました。黒字に転じるのは2021年7月以来23ヶ月ぶり。

輸出額は前年同月比1.5%増の8兆7441億円と28ヶ月連続で増加。6月としては過去最高となっております。自動車が49.7%増加し、全体をけん引した様です。入額は12.9%減の8兆7010億円と、3ヶ月連続で減少。

また、中国人民銀行(中央銀行)は、事実上の政策金利に当たる最優遇貸出金利(LPR)1年物を年3.55%、住宅ローン金利の目安となる期間5年超の金利は年4.20%で、それぞれ前月から据え置いております。景気の失速で6月に10ヶ月ぶりに実施した利下げの効果を見極める姿勢とみられております。

 

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